2003/4/18

イギリス館コンサート『春の横浜にて』






ゲスト 松宮幹彦(電気ウクレレ、ギター)

会場入り口に、一つ一つ違った直筆のメッセージ入りの、
プログラムがありました。
全部ながめてみたかったですが、入場客の行列のためゆっくりできず。
私が選んだのは「雨の骨」という「きんのうお」にでてくる言葉です。





 五月雨川  
靴を繕う
なぎさから
雨が空から降れば
甘がき黒ビン

松宮幹彦さんのコーナー

冬と銀河ステーション
烏百態
春と修羅


何度も聴いた曲でも、聴くたびに会場の雰囲気や、
自分自身の状況で印象が違います。
聴くたびに新たな喜びを感じています。
 
なぎさからは、新しいアレンジで。
 
雨が空から降ればは、松宮さんの弦の静かな演奏にあわせ
恒平さんのきれいな歌声が。
 
甘がき黒ビンは、ギターのボデイを楽器にして、パーカッションにあわせ、
恒平さん楽しそうにのびのびと、歌っていました。もっと聴きたかったです。
 
恒平さんの歌う賢治は、大好きなので、今回3曲も聴けて、ラッキーでした。
 
春と修羅、詩を聞いてほしくてと、伴奏なしで。
歌手に言うのも変ですが、伴奏なしであんなに、上手に、
感動を伝えられるなんて、素晴らしいです。



2


シナモンの木
蜃気楼の町

優しく逃げた
愛の賛歌

にぎやかな木々
岬の部屋
ありふれた夢
引き潮

アンコール 雨の言葉



鎌倉香茶庵さんの、おいしいお茶をいただいた後に、第二部でした。

第二部はラブソングコーナーでした。
他の人に書いた曲として、二曲歌ってくれました。
私がリクエストした、蜃気楼の町歌ってくれてうれしかったです。

優しく逃げた、初めて聴きました。楽器を演奏せずに、松宮さんの伴奏に合わせ、
恒平さんのびのびと、気持ちよさそうに歌っていました。

ジャズの後はシャンソンと。恒平さんの愛の賛歌まだ耳に残っています。

その後は、新曲コーナー。
勢いのある、のりのりの恒平さんでした。

にぎやかな木々は、さわやかな旋律に、少し重い詩でした。
なぞめいた言葉がたくさんちらばっていました。

岬の部屋、これが今回一番印象に残っています。
なぜだかは、自分でもわかっていません。

ありふれた夢、ご本人のHPにも書かれているように、一部歌詞を直した曲。
以前のも好きでした。

新曲もどれも、恒平さんらしいと感じました。

締めくくりは、引き潮。何度聴いてもいい、名曲です。
以前ラジオの日本放送の21世紀に残したい曲にリクエストしました。

アンコールは、恒平さんバージョンの、雨の言葉。
お佳さんバージョンもいいけど、恒平さんのも、かわいかったです。

大いに盛り上がり、まだまだ聴きたい中でお開きの時間が。
次回は九月らしいです。今度はどんな演出で愉しませてくれるのか、
今からわくわくしています。